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ソフトレビュー
     
タイトル: Crysis® (クライシス)
開発会社: Crytek®
発売元: エレクトロニック・アーツ株式会社
ホームページ: Crysis
ジャンル: ファースト パーソン シューティング
発売日: 2007/11/29
価格: オープン
レーティング: CERO - D
17 才以上対象


製品情報


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Crysis® (クライシス)

パソコンの性能をフルに引き出す最新鋭ゲーム!

現在コンピュータゲームの最高峰と言えば、誰がなんと言おうと『クライシス(CRYSIS)』だろう。これはエレクトロニック・アーツから発売されているゲームで、風景や建物、キャラクター、光源など、画面上に表示されるすべてのモノが超美麗なグラフィックで描かれている最新作。最近のコンピュータゲームはパソコンだけでなく、Xbox 360やプレイステーション3など、多くのハードウェアで楽しむことができるが、最新のテクノロジーを使って開発されるのはパソコンゲーム。『クライシス』もこの例に漏れず、開発段階からすでに多くのゲームファンの間で話題となっていた作品だ。

ゲームの内容はプレイヤーがひとりの兵士となって敵と戦うシューティングゲームで、ゲーム業界では、「ファーストパーソンシューティング(FPS:一人称視点シューティング)」と呼ばれているジャンル。Xbox 360のユーザーだったら『Halo』シリーズなど豊富に発売されているので、説明するまでもないだろう。

しかし、『クライシス』はいままでに発売されたどのファーストパーソンシューティングよりも、グラフィックがリアル。生い茂る木々や流れる川、海岸の砂浜、岩場など、まるで実写さながらのリアルさ。戦闘を忘れて思わず景色に見とれてしまうほど美しい。

拳銃やマシンガン、ショットガンなどを使って敵を倒してゆくゲーム。ステージを進めると、さらに強力な武器が登場する。ミサイルランチャーで戦車やヘリコプターを破壊するシーンは大迫力。

また、リアルなのは風景描写だけではない。本作は物理演算にもこだわって開発されており、すべても物体は実物さながらの運動をする。例えば、木の箱を持ち上げて壁に投げつけると、箱は衝撃によって砕けて壊れて砕ける。また、壁ではなくて板に投げつけた場合は、箱にぶつけられた衝撃で箱と板の両方が砕ける場合がある。このように、『クライシス』では物と物が衝突した場合、お互いの硬さと力関係を計算し、移動したり壊れたりする。この他にも、本作に登場する物体は大部分のものが壊れるので、樹木や家具、自動車など、なんでも破壊可能だ。これを応用すると、敵の兵士を大木の下敷きにすることだってできる。『クライシス』はただ単に銃弾で敵を倒す既存のFPSとは異なり、周囲の物を使ってさまざまな戦い方ができるゲームなのだ。

 

単なる銃撃戦だけじゃないんです!

『クライシス』の物語は、2020年の地球上が舞台。そこで展開されるストーリーを少しだけ紹介すると……。

——フィリピン海に浮かぶ孤島で謎の古代遺跡が発見された。アメリカは研究員チームをこの遺跡の調査に向かわせたが、調査中に北朝鮮軍によって拘束されてしまった。米国軍は研究員を救出するために、次世代防御装甲「NANOスーツ」を装備した特殊部隊を現地に派遣。しかし、孤島の奥地で特殊部隊が見たものは、北朝鮮軍とは異なる未知なる脅威だった。

ストーリーはコテコテの軍事モノではなく、近未来のSF映画のよう。ちょこっとだけネタばらしをさせてもらうと、「未知なる脅威」とは「地球外のナニカ」のこと。要するに、北朝鮮軍と戦うために潜入してみたら、エイリアンに遭遇してしまった……といった感じ。

プレイヤーは孤島に派遣された特殊部隊のひとりとなり、事件の調査に参加するのだが、いきなり敵領域の上空から始まる。ここであまり詳しく書くと初めて遊んだときの感動が薄れてしまうので詳しく触れないが、物語の続きは本編で楽しんでほしい。

ゲームの内容は、与えられたミッションをひとつずつクリアーしながら事件解明を目指してゆく感じ。ステージの開始時には、そのステージで行なうべきミッションの説明と目的を指示される。目的を達成できたら任務完了となり、次のステージへ進めるようになる。ここで本作のおもしろいのは、与えられた目的さえ達成できれば、どんな行動を取ってもいいところ。例えば「A地点からB地点まで移動せよ」と命令された場合、まっすぐ向かってもいいし、ふらふらと寄り道をして到着してもいい。途中に敵が出現した場合も、倒してもいいし、逃げ回ってもいい。途中で敵の自動車や戦車を奪ってドライブをすることだってできる。『クライシス』はとにかく自由度が高いゲーム! そのため、ステージの舞台となるフィリピン海沖の孤島は、島がまるごと収録されていて広大。指令を無視して島の探索をしてみるのも楽しいのだ。

ミッションの内容はいつでも確認できる。マップも表示されているので、道に迷ってしまうことは少ないはず。また、ゲーム中に登場するほとんどの乗り物は操縦できるので、走行車で移動したりボートで海上から潜入したりと、道筋はプレイヤーが決められる。

 

近未来のハイテク戦闘服はさまざまな機能が満載

ストーリーの紹介で登場した「NANOスーツ」とは、米軍の最新技術を使って開発された特殊装甲(アーマー)のこと。プレイヤーが着用しているこのスーツは、4つのモードがあり、状況に応じて切り替えながら戦うと戦闘を有利に進められる。通常の状態は「アーマーモード」。これは、攻撃を受けた場合にNANOスーツがダメージを吸収し、プレイヤーが受けた衝撃を和らげてくれる。次に便利なのが「クロークモード」。いわゆる光学迷彩で、自分が透明人間になれるハイテク機能だ。この他に、移動速度がアップする「スピードモード」と、身体の筋力を増強させる「ストレングスモード」がある。

これらのモードを活用すれば、銃を一切使わずに敵の基地に侵入することもできる。例えば、クロークモードで敵にソッと近づいて、ストレングスモードに切り替えた後に敵を掴んで投げ飛ばす。こんな遊び方をすると、まるでスパイ映画の主人公になった気分になれる。NANOスーツのモード切り替えによって、プレイヤーがいろいろな遊び方ができるのが本作の大きな魅力。もちろん、『クライシス』はオンラインプレイにも対応していて、通信対戦時でもNANOスーツは使用可能。シングルプレイでNANOスーツの最適な活用方法をマスターして、最大32人が入り乱れて戦うマルチプレイにチャレンジしてみよう!白熱間違いなしだ!!

 

世界最高のゲームは最高のPCが必要!?

さて、これまでの内容を読んでいただければ、PCに少し詳しい方なら想像がつくだろう。このゲームで美しいグラフィックを体感したい場合は、それなりにハイスペックなパソコンが必要となる。開発元は、CPUはIntel Core 2 Duo 2.2GHz、ビデオカードはGeForce 8800 GTS程度を推奨にしている。

実際には上述したスペックのPCを用意しても、『クライシス』の持つポテンシャルは「中程度」しか発揮できない。もちろん、これでも十分美しいグラフィックを楽しめるのだが、本作はこれ以上の設定も行なえる。もし、これから新しいPCを購入してゲームを楽しもうと考えているならば、いまが最適のタイミングだと思う。ここ数ヶ月でデュアルコアCPUもDirectX 10対応の高性能ビデオカードも安くなってきているため、10万円台前半のPCでも設定「高」で起動できる。『クライシス』の設定では、さらに「最高」という項目が用意されているが、この設定でゲームをプレイするには、現実的には厳しそうな印象を受ける。このような計り知れないパフォーマンスを備えた最高峰のゲームだからこそ、『クライシス』が世界中で話題となっているのだ。

なお、ここで紹介したスペックを満たしていないPCでも、それなりの性能以上であればゲームプレイは可能。グラフィックのクオリティーを下げれば遊べるはずなので、使っているPCで動作するか心配な読者は、公式サイトでチェックしてみてはいかがだろうか? 体験版もダウンロード可能だ。

敵が集まっている場所に近づくときは、忘れずにクロークモードにするように! サイレンサーつきの銃を使えば、そのまま周囲の敵に気づかれずに狙撃できるぞ。ただし、クロークモード中はナノスーツのエネルギーを消費し続けるので、残量に注意しながら行動しよう。

 

【Writing】佐藤ポン